買ってきたあさりを、まずは冷蔵庫に入れておいて、
「うっかり砂抜きをするのを忘れてしまった!」 ってこと、
ありませんか?
嚙んだ時の「ジャリッ」とした食感、嫌ですよね?
どうする? 今日食べるのやめる?
でも、鮮度が落ちそうで心配…。
実は知ってると便利な
あさりの砂抜き時間短縮方法があるんですよ。
あさりの砂抜きは水よりぬるま湯でした方が早い?
基本のあさりの砂抜き方法は、
容器に入れたあさりに、3%の塩水を浸るぐらいに入れ、
新聞紙やアルミホイルで蓋をし、そのまま2~3時間置いておきます。
気温が20度ぐらいで安置しておくと、上手に砂抜きできます。
そして砂抜きしたあさりは、殻についている汚れや細菌を
歯ブラシなどで綺麗に洗ってから調理しましょう。
けれど、「砂抜きするのを忘れちゃってた」なんて時には、
50℃のお湯で20分で砂抜きできちゃうんです!
時間短縮、なおかつ旨味成分も増えちゃう!という優れもの。
「50℃洗い」の方法は、
- 沸騰したお湯と常温の水を1対1の割合で混ぜて50℃のお湯をつくり、
- 容器に入れたあさりが浸るぐらいに注いで20分放置する。
あさりは50℃のお湯の中に入れられて、苦しくて殻から管を出して
砂を吐き出します。
ここで気を付けるのは、お湯が冷めて温度が43℃以下にならないようにすること。
温度が低くなると雑菌が繁殖する可能性があるからです。
20分たったら、流水で歯ブラシなどで殻を綺麗に洗ってから 調理しましょう。
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あさりの砂抜きをぬるま湯で実践してみた結果報告
スーパーでは砂抜き済みのあさりが売っていますが、
もう一度砂抜きする方が安心ですよね。
そこで、「50℃洗い」実際にやってみました。
まず、沸騰したお湯と常温の水を1対1で混ぜてみると、
ほぼ50℃になったことにびっくり!
(室温は20度ぐらいでした)
次に、冷蔵庫から出したあさりを50℃のお湯に浸すと、
すぐに容器の温度が45℃に下がったので、熱いお湯を加えます。
冷蔵庫からあさりを出したばかりなので水温が下がりやすいようです。
その後5分毎にお湯の温度が5℃下がるので、その都度お湯を加えて
あさりの様子を観察してみたところ…
管が出てくることはないけれど、殻が少し開いているようでした。
苦しんでるんだろうなぁ…と思うと、心が痛いですね。
20分後、容器の底に砂が溜まっていたので、確かに砂を吐いているようです。
お湯を捨てて、あさりを流水で揉み洗いすると…
あさりが身を守ろうとして殻を閉じる防衛力が弱まってるようで…
殻がしっかり閉まらないものが幾つかありました。
あさりは50℃のお湯の中で瀕死の状態で苦しみながら砂を吐きつつ、
身を守ろうとして栄養分を蓄えることで旨味が増すらしい…。
けれど実際に食べてみると特に旨味が強いとは感じませんでした。
簡単に時間短縮できる「50℃洗い」かなり便利ですが、
時間に余裕があるときは、やはり基本の砂抜き方法の方が
気持ちよくお料理できますね。
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