多くのアプリではID・パスワードを聞かれることがほとんどでしょう。そして新しいID・パスワードを設定するときに、iPhoneからパスワードを保存するかどうか聞かれることがあります。
しかし、そのパスワード保存ができていない…。これってけっこう困りますよね。
すべてのアプリのID・パスワードなんて覚えていないし、メモもしていないことも多いでしょう。そうすると再度パスワード設定しなおす、という手間が発生します。
本記事ではiPhoneのパスワード保存方法の解説と、あとからパスワード追加保存する方法をご紹介します。
iPhoneのパスワードが保存できない原因
iPhoneでパスワード保存ができない、聞かれない原因は主に以下の2つがあります。
- 自動保存設定がされていない
- プライベートブラウズになっている
自動保存設定がされていない
パスワードを自動保存もしくは自動入力されるようにするにはそのような設定がされていないといけません。
まずは設定を確認しましょう。(※iOS12以降の場合)
- 設定アプリを開く
- パスワードをタップ(※iOS12~iOS13は「パスワードとアカウント」をタップ)
- 「Touch ID」または「Face ID」またはパスコードでロックを解除
- パスワードを自動入力をタップ
- パスワードを自動入力をON
これでパスワードの自動保存と自動入力設定がされます。
プライベートブラウズを使用している
プライベートブラウズのほうを使っている場合、検索履歴が残らず、パスワードの自動保存もされません。今使っているブラウザがプライベートブラウズになっていないか確認しましょう。
確認方法は以下です。(※iOSバージョンによって表示が違います)
- Safariを開き、右下のタブアイコンをタップ。
- (数)個のタブをタップし「タブグループ」リストを表示
- プライベートにチェックが入っていればプライベートブラウズを使用しています。
通常のブラウズを使用する場合は、(数)個のタブのほうにチェックを入れてください。
iPhoneのパスワード保存方法
iPhoneのパスワードを自動保存する方法は、上述の設定をすれば、新規ID・パスワードを保存したときに「パスワードを保存」の表示が出現しますので、そのまま「パスワードを保存」をタップすると保存されます。
iPhoneパスワードの追加方法
iPhoneパスワードを自動保存ではなく手動で追加保存する方法は以下となります。
- 設定アプリをタップ
- パスワードをタップ
- 「Touch ID」または「Face ID」またはパスコードでロックを解除
- 右上の「+」をタップ
- 「Webサイト」「ユーザ名」「パスワード」それぞれの空欄を埋める
- 完了をタップ
こうすることで追加でパスワードを保存することができます。
iPhoneパスワード自動生成できない
iPhoneの機能で自動的に強力なパスワードを自動生成してくれるものがあります。
毎回パスワードを考えるのは面倒ですし、ほかアプリと同じパスワードを使いまわすのは危険ですので、勝手に強力なパスワードを作ってくれるのは助かりますよね。
しかし、この機能が働いていない、自動生成ができないという場合は、iCloudキーチェーンをオンにする必要があります。
この設定がされているかは下記を確認してみてください。
- 設定アプリをタップ
- パスワードをタップ
- 「Touch ID」または「Face ID」またはパスコードでロックを解除
- 「パスワードを自動入力」をタップ
- 「パスワードを自動入力」がONになっていると、下に「iCloudキーチェーン」があるのでそこにチェックが入っている
iCloudキーチェーンは、ID・パスワードを保存してくれる機能で、クレジットカード情報も保存できます。またほかの端末と同期もできるので、機種変更したときも簡単にパスワード共有ができます。
パスワードは漏れたりしないか大丈夫なの?と不安に思うかもしれませんが、データは暗号化され、設定したパスコードを入力しないとAppleの人も見ることができないそうです。
まとめ
iPhoneのパスワード自動保存、自動入力はとても便利な機能ですよね。毎回パスワードを手動入力はかなりめんどうです。
パスワードはiCloudキーチェーンへの保存がいちばん強固かと思いますので、保存先はそちらにしたほうがいいでしょう。
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