甘酸っぱくて、爽やかな香りの梅シロップ。
クエン酸が豊富で夏の飲み物にピッタリですよね。
今年は自分で作ってみようかな、なんて考えているけどお店で売っている梅に傷や、茶色や黒の斑点があることも。
でも安心してください!
傷から腐っている梅はダメですがそれ以外は、全然大丈夫なんです。
梅シロップは砂糖漬けにして、梅エキスが抽出できればいいので、梅の見た目は関係なく美味しい梅シロップを作ることができるんです。
梅シロップに傷のある梅は使用できる

小さな傷ならそのまま使っても大丈夫です。
レシピの中にはわざと穴を開けて、梅エキスを出しやすくするものもあるのでむしろ早く出来上がります。
気になるようなら傷をカットしてもいいでしょう。
パックリ割れていたり、傷が大きいものは漬けているうちに傷が大きくなって傷みが広がる可能性もあるので、避けた方が無難です。
エキスを抽出しても、身は崩れていないのが理想なので傷のせいで梅シロップが濁ってしまった、なんてことにも。
傷のある梅でシロップを作るときの注意点として
- ①早く漬けること
- ②傷の部分を底の方にして梅エキスに浸からせること
が大事になってきます。
①は傷がある梅はとても痛みやすいからです。
梅シロップは梅酒と違い砂糖と梅だけで出来ています。
アルコールを使わない分消毒できるものがないので、安全に作るためにも早く漬けることが大切です。
すぐに漬けれない場合は梅を下処理をした後、袋に入れて冷凍すると痛みも広がらず、好きな時にシロップが作れて便利ですよ!
梅エキスが出やすく、失敗も少ないので初めてで心配な人にもおすすめです!
②は傷があると砂糖がゆっくり溶けていく間に、梅が傷んでくることがあるので、溶け出した梅エキスの糖度で痛みにくくするためです。
また酢にも防腐作用があるので、私は傷ある梅でシロップを作るときはリンゴ酢を入れて作る事もあります。
砂糖だけの物より酸味があってサッパリした味になります。
(お酢の効果も加わって疲労回復にもいいですよ!)
リンゴ酢の量はお好みですが、梅1キロ:砂糖1キロに対してリンゴ酢50cc~150cc位がバランスの良い味に仕上がると思います。
あなたのお好みで試してみてください!
梅についてる斑点は問題ない?
梅についている斑点は、黒星病とかいよう病という梅の病気になります。
病気って聞くと食べて大丈夫なのか心配になるでしょうが、見た目が良くないというだけで、
全く気にせずに食べていいものです。
黒星病はカビで、かいよう病は細菌が原因で梅の表面に斑点を作ります。
どちらも梅の見た目を悪くするだけで、人には全くの無害なので安心してください。
無農薬の証拠なのでかえって安心かもしれません。
へこんでいたり茶色の傷がついている物は、成長の途中で傷がついて跡が残っているだけなので、
こちらも安心して使ってください。
梅シロップの使用期限は?
梅の実を入れたままにしておくと、味が落ちる+腐ってくることもあるので、砂糖が完全に溶けて実が沈んでから、1ヶ月くらいで取り出すといいですよ。
(実がシワシワになったらエキスを出し切ったサインになります。)
出来上がった梅シロップは、加熱処理をするかどうかで期限と味が変わってきます。
保存場所も違うので注意してください。
加熱処理(有)→密閉した容器に移して冷蔵庫、冷暗所で約1年。
梅の風味は多少落ちるが、長く保存することができます。
加熱処理(無)→密閉した容器に移して冷蔵庫で2〜3ヶ月。
夏の間に飲み切ってしまうこと。爽やかでスッキリとした梅の風味が楽しめます。
加熱処理の有無に関係なく、一度開封したら1ヶ月以内に飲み切るようにしてください。
作る容器の大きさにもよりますが、出来上がりのシロップの量は案外少ないので小さめの容器で保存すると便利ですよ。
まとめ
梅シロップを作るときレシピには「傷のついていないキレイな梅」と書かれていることがあるので、用意した梅に傷や斑点があると心配になりますよね。
傷や斑点のある梅は、見た目が少し悪いだけでひと手間かければ美味しい梅シロップが作れます。
しかもキレイな物よりお値段も安いので、たくさん作って夏を乗り切っていきましょう!
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